2008'05.28 (Wed)

『杜子春』

●『杜子春』芥川 龍之介 (著)

唐の都に暮らす若者、杜子春は一文無し。

ある春の夕方、不思議な老人と出会い、
仙人の道をめざして旅に出た杜子春は、

人間にとって財宝や仙力よりも
大切なものを身をもって学ぶこととなります。


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「どうだな。おれの弟子になったところが、
 とても仙人にはなれはすまい」

片目すがめの老人は微笑をふくみながら言いました。

「なれません。なれませんが、しかしわたしはなれなかったことも
 かえってうれしい気がするのです」

杜子春はまだ目に涙をうかべたまま、思わず老人の手をにぎりました。

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子どもたちに人間らしく生きるが何かを問いかける名作です。

杜子春杜子春
(2003/12)
芥川 龍之介藤川 秀之

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