2008'01.23 (Wed)

『かさこじぞう』

●『かさこじぞう』(岩崎京子著 新井五郎絵)


正月のもちを買うために、降りつもる雪の中、
町まで笠を売りに行った貧しいじいさま。

でも、一つも笠は売れませんでした。

がっかりしながら歩くじいさまの目の前に
現れたのは6体の寒そうなお地蔵様でした。

心の優しいじいさまは、
雪をはらってお地蔵様に笠をかぶせてやります。

一方、ばあさまは、
空手で帰ってきたじいさまに対して怒ったり、
非難したりしません。

いやな顔ひとつしないで

「ええことしなすった」

「さぞ冷たかろうもん、
 さあ、いろりに当たってくだされ」

とあたたかい言葉で迎え入れます。

その夜のこと、おじいさんの家へお地蔵様が
お礼をしにやってきました。

善良で無欲な二人は
地蔵へのやさしい行為が思いがけず報われます。

寒い冬に、心が温まる昔話の絵本です。

かさこじぞう (むかしむかし絵本 3)かさこじぞう (むかしむかし絵本 3)
(1967/01)
岩崎 京子

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