2008'08.13 (Wed)

『フランダースの犬』

●『フランダースの犬』 ウィダー作
  
 幼い少年ネロと老犬パトラッシュの深い友情と愛を描いた名作です。 

 この本を読んで涙を流した経験はないでしょうか?
 
 いまも、やはり多くの子どもは悲しくて泣くででしょう。

 でも、子どものときにこのような物語にふれて
 涙を流すことは、大切な経験だと思います。

フランダースの犬 (岩波少年文庫 (114))フランダースの犬 (岩波少年文庫 (114))
(2003/11)
ウィーダ 野坂 悦子

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フランダースの犬フランダースの犬
(1997/02)
岡 信子 ウィーダ

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2008'06.18 (Wed)

『あした花になる』

●『あした花になる』いもとようこ作


あばれんぼうのかまきりマンティスは、
その立派なかまが自慢です。

でも、白い蘭の花に出会ったとき、
自分の姿が醜いと感じ、恥ずかしくなりました。

蘭の花に魅了され、恋に落ちるマンティスは、
自分も蘭の花に釣りあう姿になりたいと願います。

そして神様に祈ります。

「お願いです」「お願いです」「お願いです」

仲間たちがからかい、バカにしても、
マンティスは祈り続けます。

何年も、何年もの長い月日が経ちました。

一億年もの長い長い歳月を経て、
ついに彼の一途な願いは叶うのです。

子どもとともに、
一心に祈り願うことの大切さを
感じ入ることのできる美しい作品です。


あした花になる (のびのびえほん)あした花になる (のびのびえほん)
(2002/02)
いもと ようこ

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2008'06.04 (Wed)

『モチモチの木』

●『モチモチの木』斎藤隆介作・滝平二郎絵


 夜中にひとりではセッチンにも行けない臆病者の豆太。

 しかし、大好きな じさまの急病を知り、お医者さまを呼びに
 夜道をひとりで泣き泣き走ります。

 その帰り道、豆太が見たものは、
 勇気のある子どもしか見ることのできないという
 山の神様のお祭りでした。

 じさまは後で言います。

 「じぶんで じぶんをよわむしだなんて おもうな。

  にんげん、やさしささえあれば、

  やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」


 斎藤隆介氏の文章の滝平二郎氏の切り絵が見事に調和した
 温かく懐かしいような絵本の名作です。

モチモチの木 (創作絵本 6)モチモチの木 (創作絵本 6)
(1971/11)
斎藤 隆介

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2008'04.16 (Wed)

『はせがわくん きらいや』

●『はせがわくん きらいや』長谷川集平(著)

「はせがわくん」くんは、「ぼく」の「ちょっと変わった友達」です。

いま二人は小学生ですが、「はせがわくん」はトロくて泣き虫で、
野球も山登りもへったくそ。

女の子みたいにピアノを習い始めた「はせがわくん」のことが
「ぼく」は、ますますきらいになります。

作文にもこんなことを書きます。


ぼくは、はせがわくんが、きらいです。はせがわくんといたら、
おもしろくないです。なにしてもへたやし、かっこわるいです。
はなたらすし、はあがたがたやし、てえとあしひょろひょろやし、
てえとあしひょろひょろやし、めえどこむいとんかわからへん。


でも、発する言葉とは裏腹に、
「はせがわくん」に対する「ぼく」の眼差しは優しさに満ちているのです。

実は、「はせがわくん」には、
生まれたときに出くわした悲しい事件がありました。


作者自身も関わったこの事件、
「はせがわくん」のような子供を2万人も生んだ企業の姿勢に対して、
作者の長年の思いを見事に表現している作品です。


はせがわくんきらいやはせがわくんきらいや
(2003/07)
長谷川 集平

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2008'04.09 (Wed)

『巨男(おおおとこ)の話』

●『巨男(おおおとこ)の話 (絵本・新美南吉の世界)』新美 南吉(著)
   
 巨男とお母さんの住んでいたところは、遠い森の中でした。

 巨男のお母さんはおそろしい魔女でした。

 あるとき、魔女は突然訪ねてきたお姫様を
 白鳥に変えてしまいます。

 やさしい巨男は、白鳥がかわいそうでたまりません。

 年老いて死ぬ前に魔女は、白鳥が涙を流せば魔法が解けると教えます。

 しかし、白鳥は巨男が何をしても泣くことはありませんでした。

 ついに巨男は最後の手段をとるのです。


 新美南吉らしい、美しく、哀しく、温かな物語です。


巨男(おおおとこ)の話 (絵本・新美南吉の世界)巨男(おおおとこ)の話 (絵本・新美南吉の世界)
(2005/03)
津田 真帆、新美 南吉 他

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2008'02.20 (Wed)

『あらしのよるに』

●『あらしのよるに』 木村 裕一作 あべ 弘士絵 講談社

嵐の夜に小屋に逃げ込んだオオカミとヤギの
暗闇の中でのハラハラドキドキするようなドラマです。

風邪をひいて鼻のきかない2匹は、
お互いがオオカミとヤギ、
であることに気付きません。

会話を重ねるうちに
すっかり仲良くなったヤギとオオカミは、
翌日のお昼に会う約束をします。

この本は、1994年発刊後大反響して、
シリーズ化された第1弾です。

講談社出版文化賞絵本賞、
産経児童出版文化賞JR賞を受賞したのを皮切りに、
舞台化、ビデオ紙芝居の発売、
小学校4年生の国語の教科書にも採用されています。

あらしのよるに ちいさな絵童話 りとるあらしのよるに ちいさな絵童話 りとる
(1994/10)
木村 裕一、あべ 弘士 他

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2008'02.09 (Sat)

『ありがとうのきもち』

●『ありがとうのきもち』長野 ヒデ子文 柴田 愛子絵 ポプラ社

引っ越しをするあーちゃんは、
「ありがとう」の気持ちをこめて
みんなに手紙をプレゼントしました。

でも、「あばれんぼう」のあきだけは、
それを受け取ってくれません。

あーちゃんがだいすきだったあきは、
「あき だいすき」
と書いてほしかったのです。

そして、あきが書いた手紙は・・・

自分の気持ちを正直に伝えることの難しさ・大切さを
教えてくれる絵本です。

ありがとうのきもち (からだとこころのえほん)ありがとうのきもち (からだとこころのえほん)
(2002/12)
長野 ヒデ子、柴田 愛子 他

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2008'02.07 (Thu)

『ごんぎつね』

●『ごんぎつね』新美 南吉著 黒井 健絵 偕成社

誰もがストーリは良く知っていて、
たぶん何度も読んだことのある作品。

それが黒井健氏の繊細で優しい絵と
一つになってより一層の感動を誘います。

お互いに似通った境遇を持ちながら、
分かり合えず、
時には傷つけあってしまう人間の悲しさ。

でも、いたずらものだが、
心の優しいごんのような人も、
私たちのまわりにいるはずです。

ごんぎつねごんぎつね
(1986/09)
新美 南吉、黒井 健 他

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2008'02.06 (Wed)

『むくどりのゆめ』

● 『むくどりのゆめ』浜田 廣介 著・いもと ようこ 絵 金の星社

むくどりの子は、帰ってこない母さん鳥を待ち続けています。

母さん鳥の帰りを
今日か今日かと問いかける子どもの鳥。

母さん鳥がこの世にいないことを知っている父さん鳥は、
無言でうなずきます。

子どもの鳥の想いと父さん鳥の想いが痛いほど伝わってくる、
いっぱいの愛がつまった絵本です。

美しい日本語と優しさが染みるような絵、
読み聞かせに良いと思います。

むくどりのゆめ (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)むくどりのゆめ (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)
(2005/10)
いもと ようこ、浜田 廣介 他

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2008'02.05 (Tue)

『おおきな木』

●『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン著 篠崎書林

少年のいつも近くにあった大きな木。

少年は木登りやかくれんぼで遊び、
木の実を食べ、木のことが大好きでした。

木も少年が大好きでした。

しかし、少年が成長すると、
もっと大事な人や物ができます。

迷ったときや困ったとき、
都合のよいときにだけ
木を頼ってやってくる身勝手な少年。

それなのに木は、
たわわに実った実を持っていけ、
枝を刈って家を作ればいい、
太い幹を切り倒して舟を作ればいい
と無償の愛を与え続けます。

「そして、木はしあわせだった」

この木の姿から私たちは何か大切なことを学べるでしょう。

おおきな木おおきな木
(1976/01)
シェル・シルヴァスタイン、Shel Silverstein 他

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