良い本や良い絵本は、 大人にとっても心の栄養となり、 自分の心に根っこや翼を育ててくれます。 作家中井俊已がそんな本をご紹介します。
『きっと、だいじょうぶ。 「ありがとう」と「笑顔」でラッキー!』
2008年07月02日 (水) | 編集 |
●『きっと、だいじょうぶ。 「ありがとう」と「笑顔」でラッキー!』
  中井俊已文・ひらいみも絵  


 この小さな本は、子どもにも読んでもらいたいメッセージブックです。

 メインキャラクターのミラクマくんの絵がむちゃくちゃ可愛らしいですよ。

 なんとなく元気がでないとき
 子どもといっしょに読んでみてください。

 きっとまた笑顔になれますよ。

きっと、だいじょうぶ。きっと、だいじょうぶ。
(2008/07/02)
中井 俊已

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『どろんこハリー』
2008年06月25日 (水) | 編集 |
●『どろんこハリー』ジーン・ジオン文 マーガレット・ブロイ・グレアム絵
 
 
お風呂が苦手な犬のハリーが、家を飛び出して、
泥んこになって帰ってきました。

でも、お家の人はだれもそれがハリーだとは
思いません。

だって、ハリーは白い犬なのに、
泥だらけで黒くなっていたからです。

さて、そのあと賢いハリーがしたことは・・・

わかりますね。

ハリーの仕草がとっても可愛らしいです。


どろんこハリーどろんこハリー
(1964/03)
ジーン・ジオンわたなべ しげお

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『あした花になる』
2008年06月18日 (水) | 編集 |
●『あした花になる』いもとようこ作


あばれんぼうのかまきりマンティスは、
その立派なかまが自慢です。

でも、白い蘭の花に出会ったとき、
自分の姿が醜いと感じ、恥ずかしくなりました。

蘭の花に魅了され、恋に落ちるマンティスは、
自分も蘭の花に釣りあう姿になりたいと願います。

そして神様に祈ります。

「お願いです」「お願いです」「お願いです」

仲間たちがからかい、バカにしても、
マンティスは祈り続けます。

何年も、何年もの長い月日が経ちました。

一億年もの長い長い歳月を経て、
ついに彼の一途な願いは叶うのです。

子どもとともに、
一心に祈り願うことの大切さを
感じ入ることのできる美しい作品です。


あした花になる (のびのびえほん)あした花になる (のびのびえほん)
(2002/02)
いもと ようこ

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『おれはティラノサウルスだ』
2008年06月11日 (水) | 編集 |
●『おれはティラノサウルスだ』宮西 達也作


宮西 達也さんの恐竜シリーズの一冊です。

大事に慈しみ育てた子の元を泣きながら離れる
プテラノドンのお父さんとお母さん。

恐ろしいティラノサウルスと出会っても、
お父さんとお母さんの教えを守って
健気に生きていくプテラノドンの子。

そこには、わたしたちも経験する子どものひとり立ちの
物語を見るようです。

最後、ティラノサウルスとの友情はすれ違ってしまいますが、
それがこの物語を味わい深くしています。

おれはティラノサウルスだ (絵本の時間)おれはティラノサウルスだ (絵本の時間)
(2004/01)
宮西 達也

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『モチモチの木』
2008年06月04日 (水) | 編集 |
●『モチモチの木』斎藤隆介作・滝平二郎絵


 夜中にひとりではセッチンにも行けない臆病者の豆太。

 しかし、大好きな じさまの急病を知り、お医者さまを呼びに
 夜道をひとりで泣き泣き走ります。

 その帰り道、豆太が見たものは、
 勇気のある子どもしか見ることのできないという
 山の神様のお祭りでした。

 じさまは後で言います。

 「じぶんで じぶんをよわむしだなんて おもうな。

  にんげん、やさしささえあれば、

  やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」


 斎藤隆介氏の文章の滝平二郎氏の切り絵が見事に調和した
 温かく懐かしいような絵本の名作です。

モチモチの木 (創作絵本 6)モチモチの木 (創作絵本 6)
(1971/11)
斎藤 隆介

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『杜子春』
2008年05月28日 (水) | 編集 |
●『杜子春』芥川 龍之介 (著)

唐の都に暮らす若者、杜子春は一文無し。

ある春の夕方、不思議な老人と出会い、
仙人の道をめざして旅に出た杜子春は、

人間にとって財宝や仙力よりも
大切なものを身をもって学ぶこととなります。


 ・・・・・・・・・・

「どうだな。おれの弟子になったところが、
 とても仙人にはなれはすまい」

片目すがめの老人は微笑をふくみながら言いました。

「なれません。なれませんが、しかしわたしはなれなかったことも
 かえってうれしい気がするのです」

杜子春はまだ目に涙をうかべたまま、思わず老人の手をにぎりました。

 ・・・・・・・・・・・


子どもたちに人間らしく生きるが何かを問いかける名作です。

杜子春杜子春
(2003/12)
芥川 龍之介藤川 秀之

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『しろくまちゃんのほっとけーき』
2008年05月21日 (水) | 編集 |
●『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやま けん作

0歳から3歳までの子に大人気の
40年近くにもなるロングセラー絵本です。

お話は単純です。

しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るだけ。

ホットケーキがだんだん焼けていく工程を
楽しい擬音とともにシンプルな絵で紹介してあります。

「ぽたあん」と白い生地を落して、

表面が「ぷつぷつ」してきたら、生地は黄色く色づいています。


「しゅっ」「ぺたん」とひっくり返せば、今度はこんがりきつね色。

「ふくふく」とふくらんだら、「ぽいっ」とお皿にのせて、できあがり。

この本を開くたび、きっとホットケーキを食べたくなります。

お母さんも、一緒にホットケーキを作ってみたくなりますよ。


しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
(1972/10)
わかやま けん

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『勇気 COURAGE』
2008年05月14日 (水) | 編集 |
『勇気 COURAGE』バーナード・ウェーバー(作)・日野原重明(訳)


 「こんなに いろんな 勇気が あるんだ」という語りで始まります。

 それは、表紙絵にもなっている高い台から飛び込む決心をする男の子の
 ような勇気だけではありません。

 「勇気とは、言い争いをしたあと最初に歩み寄ること」

 「勇気とは、しゃべらないと約束した秘密をもらさないこと」

  消防士と警察官の仕事現場では、
 「勇気とは消防士であること、警察官であること」

  飛び立つ飛行機を眺める母親と子どもが描かれた場面では、
 「勇気とは、時にはサヨナラを言わなければならないこと」

  そして、最後には、
 「いっしょに、ふたりが励ましあうのも勇気」とあります。

 日常生活には、いろいろな種類の勇気があることを
 この絵本は優しく語り、励ましてくれます。

(英文も書かれています)

勇気勇気
(2003/06)
バーナード ウェーバー

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『それからのおにがしま』
2008年05月07日 (水) | 編集 |
●『それからのおにがしま』川崎 洋 (著)、国松 エリカ (絵)

 ご存じ『ももたろう』の後の鬼が島は、どうなったのでしょうか。

 ももたろうたちに退治された鬼たちは、その後、改心したのです。

 やがて鬼たちと人間たちの交流が始まります。

 子どもどうしが遊び、橋がかけられ、
 鬼の娘と人間の若者の結婚式も・・・

 鬼=悪者という常識をくつがえし、
 平和な交流を楽しく描いた絵本です。

それからのおにがしま (えほんのマーチ)それからのおにがしま (えほんのマーチ)
(2004/01)
国松 エリカ、川崎 洋 他

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『おしいれのぼうけん』
2008年04月30日 (水) | 編集 |
●『おしいれのぼうけん』古田 足日 (著) 田畑 精一 (著)

さとしとあきらの保育園では、何度注意されても言うことを聞かない子は
おしいれに入れられて、あやまるまで出してはもらえません。

真っ暗なおしいれの奥に広がる夜の街で、
不気味な「ねずみばあさん」と遭遇したさとしとあきら。

「さとちゃん、てを つなごう」。

お互いの手のぬくもりに勇気をもらって、
ふたりの大冒険が始まりました。

「おしいれ」というこわくて不思議な空間に潜む世界を冒険して、
ワクワク楽しめる絵本です。

おしいれのぼうけんおしいれのぼうけん
(1974/11)
古田 足日、田畑 精一 他

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